自賠責保険の名義変更
自動車の名義変更や住所変更、抹消などをしたら、自賠責保険も併せて名義変更する必要があります。
自賠責保険の名義変更はしなくてもいいと思っている方や、忘れる方も多いです。今回はそんな自賠責保険についてご説明させていただきます。
自賠責保険とは
自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)とは、車やバイクによる人身事故の被害者を救済するため、加害者が被害者に支払う義務のある損害賠償額のうち、人身事故に限り一定額の補償がされるものです。
自賠責保険への加入は義務であり、未加入の車を運転すると法令違反となり、罰則が科せられます。
自賠責保険は車に付けるものであり、加入さえしていれば名義変更をしていなくても罰則はなく、保険期限が切れていなければ保険金も支払われます。
自賠責保険の名義変更をしないときのデメリット
自賠責保険は名義変更をしなくても保険金は下ります。しかし名義変更をしないと下記のようなデメリットがあります。
1.保険金は下りるが手続きがスムーズにいかない
自己を起こしてしまったとき名義人と運転者が一致しないと、名義違いを指摘され、場合によっては自動車の譲渡があったことの証明を求められる可能性があります。
2.保険会社から通知が届かない
名義変更をしていないと名義人の住所に自賠責保険更新の通知が届きますので、保険の期間切れに気が付かないまま乗ってしまうかもしれません。
自賠責保険の名義変更は簡単にできます
名義変更は各保険会社の営業所の窓口でできます。
必要書類
1.自賠責保険証明書
2.自賠責保険承認請求書(または譲渡人と譲受人の印鑑)
3.譲渡意思の確認ができる書類(名義変更済みの車検証) 等
※こちらは一例です、保険会社によって異なる可能性がありますので事前確認をお願いします。
上記の書類を加入している保険会社の窓口へ持参すると10分~20分程で名義変更をしてもらうことができます。
まとめ
自賠責保険の名義変更は忘れられがちです、手続きをしなくても最終的に保険は下りますが上記のようなデメリットが考えられますので、車の名義変更をしたら、併せて手続きをするようにしておいた方がよさそうです。