自動車の変更登録と移転登録の違いは?
自動車の手続きをしていると、「変更」と「移転」の意味合いが似ているので間違えてしまいそうになります。
今回はそんな変更登録と移転登録の違いについてご説明させていただきます。
移転登録とは
いわゆる名義変更手続のことで所有者が変わるときにするものです。
売買や譲渡により所有者が変わる場合や、一般に所有権解除と言われているローンの完済によりディーラー等の名義から自身の名義に変更する場合にも移転登録をする必要があります。
変更登録とは
変更登録とは、氏名の変更などが生じたときにする手続きのことです。
引っ越しで住所が変わったときや、結婚・離婚等で氏名が変わったときなど、氏名・住所・使用の本拠の位置などを変更した場合変更登録をする必要があります。
※変更後の使用の本拠の位置を管轄する運輸支局などで、15日以内に手続きをする必要があります。
変更・移転に必要な書類
下記が移転登録と変更登録のそれぞれの必要書類となります。
移転登録 | 変更登録(住所変更の場合) |
・車検証 | ・車検証 |
・申請書 | ・申請書 |
・手数料納付書 | ・手数料納付書 |
・住民票の写し | ・住民票の写し(名称変更の場合には戸籍謄本) |
・車庫証明(自動車保管場所証明書) | ・車庫証明(自動車保管場所証明書) |
・譲渡証明書 | ― |
・旧所有者の印鑑証明書 | ― |
・新所有者の印鑑証明書 | ― |
・自動車税申告書 | ― |
・ナンバープレート(管轄地域が変更になる場合) | ・ナンバープレート(管轄地域が変更になる場合) |
※代理人が行う場合は委任状 | ※代理人が行う場合は委任状 |
まとめ
「名義変更」と言う言葉が世間一般に使われているため、混同してしまいがちですが、車の所有者を変更するときは「移転登録」その他の項目を変更するときは「変更登録」と考えると分かりやすいと思います。
是非参考にしてみてください!